Microsoftのサポートポリシーが変わって
2016 年 1 月 12 日をもって、利用中の WindowsOS に対応した最新版の IE以外はサポートされなくなります。
サポート終了=修正プログラムが提供されなくなる
なので、サポートの終わったIEに対して新たなセキュリティ上の脆弱性が見つかっても、そのまま放置されることになります。
業務で使うPCはそのまま利用するには問題があるので、全台最新のIEにバージョンアップを行いました。
ただ、IEは最新にバージョンアップすると、以前見れていた/使えていた WebサイトやWebアプリケーションが利用できなくなる
(この不安があるのでVerUPしてないなんて人も多いんじゃないでしょうか。)
なんてことはよくあるため、IE11からの機能「エンタープライズモード」を使ってこの問題を回避します。
エンタープライズモードとは、
「最新版IEを使いつつ、表示等に問題があるときのみセキュリティを確保しながら「古い」IEで表示する」
モードです。
このモードを使えば、IE11を使いながら、表示上はIE8のまま 利用が可能です。
以前のIEにも同じような機能で「互換性表示」の機能がありましたが
エンタープライズモードが便利なのは、ドメイン環境がなくても、旧Verで表示させたいページを「一元的」に管理できること
です。
旧Verで表示させたいリストを作成して、ファイルサーバ等に置き、各PCはそのリストを見に行くように設定すればOK
ただし、このリスト自体は自動的に作成されるわけではないので、管理者が各Webアプリケーション等のIEの対応状況を確認してリストを作成しないといけないですが・・・
※IEあげる作業よりもこっちのほうが大変だったり・・・・・
詳細は
http://blogs.technet.com/b/jpieblog/archive/2014/08/29/3636801.aspx
あたりを書いてあります。
ちなみに「エンタープライズモード」は、Home EditionのOSには搭載されてませんので気を付けて。
(Home系は従来の互換性表示で対応が必要)
※エンタープライズモードの設定はグループポリシーでの設定が必要ですが、なぜか弊社PCは全台
IE11にVerアップ後、グループポリシーが正常に起動しない事態が発生しました。
原因不明ですが↓を試したところ、正常に起動したので、同様のことでお困りの方は参考にしてください。
http://blogs.technet.com/b/jpieblog/archive/2015/09/14/3654614.aspx
古いPCはVerあげるだけで1,2時間かかりましたが、ひとまず、全台作業完了。
なんとかMSのサポートポリシーの日程には間に合いました。(ギリギリだけど・・)