・各拠点のVPNルータのIPアドレスがバラバラなのでネットワーク再構築のタイミングで統一させたい。拠点数が多い(10数拠点)のでシステム会社が数件ずつ訪問して、パソコンの設定変更(デフォルトゲートウェイの変更)をするようにしたい。
(全拠点同時は無理)※ルータのIPアドレスを変えるとPC一台ずつ新しいIPアドレスでの設定が必要
【お助け事例】
★対策
ネットワーク再構築時、VPNルータの設定によって、お客様とシステム会社の都合の良いタイミングでのパソコン設定変更が可能に。
今回弊社でネットワーク再構築をさせていただく際、VPNルータには旧IPアドレスと新IPアドレスの両方を設定しました。
こうすることで、各パソコンのデフォルトゲートウェイの設定を新IPアドレスへ変更するまでの間、旧IPアドレスでも利用できるため、システム会社の訪問作業は、各拠点のお客様とシステム会社の都合の良い日時で行えるようにしました。
システム会社が訪問され、新IPアドレスへのパソコン設定が完了された拠点については、弊社にて旧IPアドレスをVPNルータ上からリモートで削除します。
※VPNルータに2つアドレスを持たせることを「セカンダリアドレス」といいます。
★効果
・新IPアドレスへの設定変更を待つ間も、業務を止めずに済む
・10数拠点と拠点数が多い中、ネットワーク切替のタイミングで全拠点、全てのパソコンの設定(デフォルトゲートウェイ)を変える必要はなく、各拠点、お客様とシステム会社の都合の良い時間で設定変更ができる
・VPNルータのIPアドレスについては、バラバラだったのが全拠点で標準化された。
これによって管理者にとしては、管理が楽で、拠点追加や通信トラブル等何かあった際もわかりやすい。
私が担当しました
テクニカルな面でシステム会社様の作業負担を減らすことに貢献したいと思い、今回の策をご提案させていただきました。
結果、お客様の業務も止めずに済み、システム会社様にも安心して作業をしていただくことができました。
また、今回の方法では、システム会社様と弊社のほうで、作業日程を合わせる必要がなく、システム会社様と弊社の双方にとっても作業を進めやすい工程となりました。
( ネットワークエンジニア)
お助け事例 まとめ
●LAN内のIPアドレスは全拠点で標準化しておくと、管理が楽になる。●ネットワーク再構築とパソコン設定変更を同時に行うと、時間にも追われ、作業負担も大きくなってしまうこともあるので、別日程で作業をすることで作業工程を組みやすくできる場合がある。