~弊社VPN(拠点間ネットワーク)サービスをご利用のお客さまからのご相談~
・「フレッツ光プレミアム」回線のサービス提供終了に伴い、「フレッツ光ネクスト」へと回線種別を変更予定。
ルータの設定変更等、必要な対応をお任せしたい。
【対応事例】
★対策
VPNルータのMTU値を設定変更し、光ネクストを最大速度での通信ができるよう環境を整えた
「フレッツ光プレミアム」も「フレッツ光ネクスト」も同じフレッツ光回線ですが、データを送るときデータを分割する単位・MTU値が回線種別によって異なります。
各MTU値は、
「フレッツ光プレミアム」は1,438
「フレッツ光ネクスト」 は1,454
であり、「光プレミアム」のほうがMTU値が低く、送受信するデータに対して、データを割る回数が多くなるため、処理速度が遅くなってしまいます。
ルータのMTU値を、「光プレミアム」用の「1,438」に設定していた場合、そのままの設定で「光ネクスト」用の回線を利用したとしても、通信ができないことはなく、極端に遅くなるわけでもないのですが、「光ネクスト」の最大速度での通信はできません。
データを割る回数が「光プレミアム」用の設定のほうが多くなってしまうため、通信が遅くなってしまうのです。
そのため、「光プレミアム」から「光ネクスト」へ回線が変わった場合は、「光ネクスト」用のMTU値にルータ設定変更します。
弊社とサポート契約を結んでいただいているお客さまにおかれましては、お客さまと日時調整の上、弊社がリモートで、ルータの設定変更(MTU値変更)をいたします。
※「光ネクスト」に回線変更後、従来の「光プレミアム」用の設定であっても通信は繋がりますので、弊社からリモートでルータへの接続が可能です。
★効果
・MTU値を「光ネクスト」用に変更でき、最適な状態で「光ネクスト」の利用が可能になった
私が担当しました
今回の設定変更については、設定変更しなくても、使えなくなるわけではないのですが、「光ネクスト」を最大速度での通信ができる・正しい状態にしておくためにも、しないよりはした方がいいと考えております。
MTU値は回線によって異なりますので、回線種別変更の際はご注意ください。
また、ルータや通信を分岐する機器・HUB(ハブ)についてもギガ対応かどうか確認ください。
せっかく最大速度1Gbpsの回線をご利用いただいていても、通信機器がギガに対応していないと、十分な速度がでなくなってしまいます。
(ネットワークエンジニア )
お助け事例 まとめ
●回線種別変更の際は、各回線のMTU値を確認し、ルータ設定もそれに合わせて設定をする