こんにちは。アーツネットウェーブの太郎良です。
今回は、「通信機器のファームウェアの更新がなぜ重要なのか」についてお話しします。
ここでは、通信機器とは主にインターネットに接続するための機器であるルータやUTMを想定しています。
まずファームウェアですが、これは通信機器の基本動作を制御するためのプログラムのことです。
パソコンでいうところのWindows10などのOSと同じような役割を果たしています。
多くの通信機器では、パソコンと違って導入時のファームウェアのバージョンのままで使用されていることが多いのが実態かと思います。
しかし、更新をすることなく以前のファームウェアのまま使用を続けると、セキュリティ上の脆弱性が放置されてしまう可能性が高まります。
近年、サイバーセキュリティ関連のニュースが連日報じられています。
サイバー犯罪による被害は大手企業だけでなく、中堅・中小企業にも広がっています。
サイバー犯罪はビジネス化しており、脆弱性のあるシステムを標的にして攻撃してくる傾向があります。
このような背景から、ファームウェアの更新を適切に行うことでサイバー攻撃を受けるリスクを減らす必要性が高まっています。
最新のファームウェアには、セキュリティの改善や修正が含まれており、それによって通信機器のセキュリティレベルを維持・向上することができます。
セキュリティ強化に欠かせないファームウェアの更新ですが、通信機器やその他システムの動作に不具合を生じさせるリスクもあるため注意が必要です。
ご心配な場合は、メーカーや導入時の設置業者などの専門家にご相談をしてみてください。
サイバーセキュリティへ対策として様々なソリューションが検討、導入されている昨今ですが、
それらの導入・運用と同時に、通信機器のファームウェアの更新についても適切に実施いただくことをお勧めします。
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2024.03.18 Update