お客様の声
「高速性」「信頼性」「月額コスト」の
すべてを満たすVPNサービス愛知ヨーク株式会社様
ネットワーク導入事例
学校給食でおなじみの「ヨーク」を開発した 愛知ヨーク株式会社では、全社システムを一新するにあたり、基幹システムサーバのデータセンタでの運用をスタートした。
同社が採用した、データセンタでサーバを運用する際に必要となる「高速性」と「信頼性」を両立し、さらに「月額コスト」が安いというVPNサービスとはどのようなものだったのか。
愛知ヨーク株式会社 会社概要
所在地 | 〒485-0016 小牧市大字間々原新田字中島500 |
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設立 | 昭和32年2月26日 |
資本金 | 3,600万円 |
事業内容 | 乳酸菌複合飲食料品の製造販売 蛋白質利用飲食料品の製造販売 |
導入のポイント
- お客様のニーズ
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- イーサ回線を利用したVPNは月額の通信コストが高く導入のネックとなっていたので、通信コストが安いVPN
- データセンタでサーバを運用するので、通信トラブルがあっても基幹システムが利用できる構成のVPN
- データセンタでサーバを運用するので、特に本社からのレスポンスが低下しないVPN
- 導入メリット
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- ブロードバンド回線がベースなので月額通信コストが安い バックアップにかかるコストも安い
- データセンタ、本社、営業拠点すべてで回線と通信機器の二重化をしているため、 障害時の対応がすぐにできる体制を構築済み
- ギガ対応フレッツ光ネクスト隼とギガ対応VPNルータの高速構成のVPNを採用
導入の背景
全社システムの導入により、VPNの構築が課題に
拠点は、本社(愛知県小牧市)と11の事業所(センター、営業所)があり、さらに関連会社6社と合わせて日本全国をカバーしている。
同社では今から7,8年前に生産管理システムを導入し利用してきたが、予定していた全社でのシステム稼働とはならずに、工場に限定した生産管理システムとして使用されていた。
そのため、全国の営業拠点では、個別に販売管理システムをスタンドアロンで導入していた。
総務部情報システム課主任 小川雅弘氏は
「各営業所ではスタンドアロンのシステムを利用し、さらに工場とも別のシステムでしたので、何を行うにも一元的な対応が全くできずとても業務が煩雑でした。
そのため、全社を一元的に管理するシステムの導入が重要課題となっていました。」
と当時の課題を振り返る。
またネットワークについても課題があった。
「ネットワークについても各営業所が個別に構築をしていたため、本社では現場の状況が把握できていませんでした。」
これらの課題を解決するために、ネットワークを含めた全社システムの検討が進められていたが、
VPNの導入検討では月額の通信コストが高いことがネックとなっていた。
導入効果
「高速性」「信頼性」「月額コスト」のすべてを満たすVPN
今回のシステム導入では、事業継続性の観点からデータセンタにサーバを設置している。
通常、拠点間で利用するVPNサービスの選定ポイントとしては「高速性」「信頼性」「月額コスト」
の3点が挙げられるが、データセンタを利用する今回の場合、この3つのポイントが特に重要になる。
この3点をクリアして導入したのがアーツネットウェーブの「VPNソリューションパック 新バックアップ(以下VPNソリューションパック)」だ。
「ネットワークの月額コストは導入を決める際にとても重要なポイントです。
このVPNソリューションパックは他社が提案したイーサ回線を利用したVPNと比べると月額の通信コストがとても安価であったことが魅力でした。」と取締役 経営企画室長の名倉裕一朗氏は選定の理由を振り返る。
さらに「ネットワークにトラブルが発生すると業務で基幹システムが使えなくなってしまうので、今回のVPNサービスの導入では、その点もかなり重視しました。VPNソリューションパックでは、回線構成を全拠点で二重化し、万が一通信障害が発生してもすぐにバックアップ回線を切り替えることができる構成での提案でしたので、これなら大丈夫だということになりました。」
同社では、さらにVPNルータについてもコールドスタンバイ機を用意して、通信機器についても対策を行っている。
社内システムのインフラとして利用するVPNでは、稼働率を保つためにバックアップ構成が重要なことは当然のことではあるが、そのバックアップ構成をとることで月額コストが高くなりすぎてはなかなか導入できない。
その点、VPNソリューションパックでは、メイン拠点では電力系光ブロードバンド回線でのバックアップ、
一般拠点ではNTTdocomoのXiの二段階定額でのバックアップを利用していて通信コストを抑えている。
VPNソリューションパックでは、このように異なるキャリアの回線をバックアップ回線として利用するため、OCN、フレッツ、Xi、電力系光回線などの複数の通信キャリアのサービスを組み合わせてVPNを構成する。
そのため、それぞれのキャリア窓口とのやり取りが必要となりとても煩雑なのだが、その点についてはアーツネットウェーブがワンストップで対応するため「手間もなく安心」(小川氏)だ。
愛知ヨークでは、これまでスタンドアロンのシステムを利用していたため、データセンタのサーバをネットワーク越しに利用するとなると、そのレスポンスも気になるところ。VPNソリューションパックではメイン回線にギガ対応のフレッツ光ネクスト隼とギガ対応ルータで構成されているため高速構成のVPNとなっている。「一般企業向けのVPNとしては、最も速いVPNの一つだと考えています。今後の社内システムの運用でデータ量の増加を考慮すると高速VPNは必須条件だと思います。」と小川氏は評価する。
VPNの導入後の通信トラブル時の迅速な対応も重要なポイントだ。基本、通信トラブルが発生したらまずアーツネットウェーブに連絡をする。
総務部情報システム課 志村太雅氏は
「ある拠点の通信トラブルのときにアーツネットウェーブに連絡をしたことがありました。状況確認の結果VPN部分でのトラブルではなかったのですが、連絡をしたらすぐに対応してくれて、解決策を提示してくれて助かりました。」と実務担当者としての思いを語る。
評価と展望
回線バックアップにより業務を止めずに対応 レスポンスもオンプレミス時と同等レベル
「鹿児島営業所でメイン回線の速度低下でシステム利用に支障が出てしまったのですが、そのときにバックアップのXiに切り替えて対応したところシステムをスムーズに使え、業務に影響が出ずにとても助かりました。」と志村氏が振り返る。
また、レスポンスについても「導入前は、特に本社からの通信が集中した際のシステムのレスポンスを気にしていましたが、実際に使用してみたら全然気にならないです。速度についてのクレームは今のところ一度もありません」(小川氏)とギガビット対応の高速構成にも手ごたえを感じている。
今後の展開としては、関東地区での情報共有を考えている。小川氏は
「関東を担当する営業マンは出張が長いため、一人ひとりノートPCを持って出張先で業務をしています。今後は関東の営業マンや経営幹部が外部から安全にシステムにアクセスできる環境を整備したいです」と期待を込めて結んだ。
構成図
今回の事例でのご利用サービス
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アーツネットウェーブ「VPNソリューションパックダブル回線プラン」 回線構成を全拠点で二重化し、万が一通信障害が発生してもすぐにバックアップ回線に切り替えます